コロナ禍の荘厳司教ミサが無事終了

 2021年10月30日(土)午後4時に東京カテドラル(関口教会)にて開催された第30回荘厳司教ミサは無事に終了致しました。

 このたびは関口教会の感染予防ガイドラインを遵守するために人数制限を設けての開催となり、皆様には事前にお申し込みいただくという面倒な手続きをお願いしたにもかかわらず、用意した座席はほぼ埋まりました。

 座席の数に限りがあるため、例年のように一千名を越える大群衆にはなりませんでしたが、記念すべき30回目の荘厳司教ミサは数々の制約を受けながらそれなりの成功をおさめることができたと思います。

 昨年は無念の中止となり、今年も開催が危ぶまれる中、私どもは最も安易な「2年連続中止」という選択肢をすぐには採択せず、状況の推移を見守りながら直前まで判断を留保しました。

 担当者は中止になる可能性も十分に考えられる状況下でミサレット製作の準備を進め、聖歌隊も努力が水泡に帰す可能性のある中で練習を続けてきました。

 このミサに大いなる悦びを見出し、このミサの継続を心より願っておられる方々が無数に存在する以上、私どもには人々の期待を裏切ることはできないという思いがありました。

 まだ来年以降の見通しは立ちませんが、少しでも早く通常スタイルでの開催が可能となることを祈るのみです。

 司式をして下さった菊地 功大司教、レオ・ボッカルディ大司教(駐日教皇庁大使)、ヴェチェスラフ・トゥミル神父(駐日教皇庁大使館参事官)をはじめとする聖職者の方々とご参列された皆様に厚くお礼申し上げます。

 又、第一回荘厳司教ミサから約30年間にわたりオルガン奉仕をして下さった東京カテドラル主任オルガニストの和久径子女史に衷心より感謝の意を表します。

(写真提供:Miharu A.F.様)